『最愛の子ども』

『最愛の子ども』 松浦理英子 文藝春秋 私立玉藻学園に通う女子高生たち。 パパの日夏とママの真汐と王子の空穂。 三人はわたしたちのクラスのわたしが見守っている疑似家族〈わたしたちのファミリー〉。 いとおしいものを、ただ素直にいとおしく可愛がる。…

『不時着する流星たち』

『不時着する流星たち』 小川洋子 角川書店 まずはこのタイトル。このタイトル以外にふさわしいものがあるものか、とわたしは思う。 実在する人たちからインスパイアされて生まれた小川洋子さんの世界。 少し歪で危うげで、でも小さな光を放っているのだから…